『夢の途中』




『夢の途中 第5話』


そっと前の張りに唇を這わせながら、ローションで濡らした指を後ろに差し入れる。
あまり性急に追い詰めてしまうとヒロさんが早くにバテてしまうから、前戯はあくまでソフトに。ヒロさんがもどかしがって、ちょっと焦れるくらいでちょうどいい。
ヒロさんの男性自身が俺の口の中で徐々に芯を持って行くのを確かめながら、ゆっくりと上下に扱く。

「ん・・・・あぁ・・・・あ・・・。」

目の前で小さく痙攣する太股は全身透き通る様に白い彼の肌の中で、最もきめ細かく柔らかい場所で、後ろを掻き回す指の動きに合わせて微かに揺れているのが愛らしいと思った。

十分な硬度まで高めたヒロさんのものからそっと口を離すと、その体を横向きに倒し片足を曲げさせて、蕩けるまで解した柔らかい蕾に自分のものをあてがう。

「いきますよ・・・・・。」

「・・・・ん。」

彼の控えめな肯定の為の声を聞いた後、静かにその内へと自身を潜り込ませた。





それは、今日の午後、病棟で子供達の話し相手をしている最中の事だった。
小児科の医局長に呼び出されて部屋を訪ねると、見知らぬスーツ姿の来客が何人かあって、俺は医局長に勧められるまま正面の椅子に座らされる。
何だろう。
不思議に思いながら、来客に軽く会釈をすると、彼らは一様に気持ちのいい笑顔で応えてくれた。
この感触なら、別に怒られる心配はいらないかな・・・。
そんな事を考えながら俺は医局長が話し出すのを静かに待った。




アメリカにある技術提携先の病院への長期派遣・・・・。
それが医局長から呼び出された案件だった。もちろん断る権利はある。だけど、今の給料はきちんと保証された上で最先端の現場で最新医療に触れられる言うなればチャンスだ。訳も分からずに足掻いた留学時とはまた違う、今度は医師として携われる。
客員扱いの為、あちらでの生活費も住居も用意され、家族が一緒であればその分の生活費まで十分に保証してもらえるという。

ーーーーーー家族。

それは戸籍上の妻や子供、両親の事を指すのだろう、と即座に思った。
それならば俺に家族は、いない・・・・・。

だけど、大切なひとがいる。
俺にとって家族以外のなにものでもないひとが。

派遣される医師を選定する際、独身で、米国留学経験があり、年齢的にも体力的にも恐らくピークにある俺を選んだのは当然の事なのかもしれない。実際、他の職種に比べて結婚が早いと思う男性病院職員の中で、三十代にもなって独身なのは、俺と津森さんくらいのものだ。
同性の恋人と同居している事を特に隠していない俺と、口では独身の自由さを謳いながら、実際はドクター狙いで寄ってくるハンターみたいな若いナースの誘いを適当にあしらい、病院外に彼女が出来ても結局最後には忙しさを理由に振られ続けている彼。「なかなか巧くはいかないもんなんだよねーっ。」と言いつつ、俺の目にはそれすらも楽しんでいるように見える。

医局長からの打診があった後、医局で一緒になった彼と顔をあわせた時、何か言いたげに視線で合図をよこされてついて行くと、彼は屋上の職員用喫煙場所(隅っこに水の入った灰皿代わりのバケツがあるだけだ)で足を止めた。

「・・・・アメリカに行けって言われたんだろう。」

「はい。・・・・少なくとも5年。先方から望まれればもっと長くなるかもしれない、という話でした。」

「ああ・・・俺もどうかって聞かれたから内容は知ってる。」

「・・・・そうだったんですか。」

「俺がなかなか返事をしないから、教授がしびれをきらしてお前にも打診したんだろうよ。」

津森さんは・・・多分この話を断るつもりなのだろう。
半年くらい前だったか、彼の母親が癌治療の為に上京してきた。うちの病院にはベッドの空きが無いので、近くの総合病院に入院していて、津森さんは忙しい勤務の間をぬう様にしてお母さんのもとに通っている。
今のところ急な容体の変化は無いようだけど、「医者のくせに自分の親も治せねーんだ。」と寂しそうに言っていた彼の横顔を思い出せば、今アメリカ行きを承諾するとは思えなかった。

そうなると、もう俺しか適当な人間は居ないって事なんだろうな・・・。
じっと黙っている俺を津森さんは咥え煙草のままでちらっとこちらを見た。

「・・・・上條さんとの事か。」

「はい・・・・。」

「難しいな。これが嫁さんなら『仕事やめてついてきてくれ』とも言いやすいんだろうけど、男で・・・しかも有名大学の准教授・・・なんて人にやめて付いて来いとは言えないよなぁ。」

「ええ。」

「そうなると・・・単身赴任か。・・・・・辛いぞ。」

先輩の煙草からうっすらとした紫煙が立ち上り、俺の視界を曇らせていった。


 ◇ 続く ◇




『夢の途中 第6話』


返事はまだ急がなくていいと言われたけれど、そんなに何ヶ月も考えていていいという話ではないだろう。
受けるにしろ断るにしろ、早めに結論を出さなくてはならない。

ヒロさんに相談すれば・・・・100%「行ってこい」という返事が返ってくる事を俺は知っている。どんなに寂しくても、悲しくても、俺の知っているヒロさんは、迷わずに俺の為だけを考えて結論を出そうとするから・・・。
自分の気持ちを犠牲にするんじゃなく、ヒロさんの本当の心の声が聞きたい。その体内に隠したエゴイスティックな感情を、優しい彼がいつも後回しにしてしまう想いを今は何をおいても聞きたいと願った。




熱い、熱いヒロさんの中。
背中から抱き締める様にしてゆっくりと腰を押し進めていけば、ヒロさんの唇から途切れ途切れにため息が漏れる。

「あ・・・・野分・・・・。」

根本までしっかりと繋がりあった事を伝える為に、後ろから抱き締める腕にぎゅっと力を込めた。

「ヒロさん・・・・!」

どうしてこの人と離れて生きていく事など出来るだろう。
加減出来ない程に力いっぱい抱き締める俺の腕を、ヒロさんの手のひらが優しく撫でてくれている。痛い、と苦言をもらす事もなく、体内に俺の熱を抱いたまま、じっと腕の中に居てくれる彼への想いがあふれ出してしまいそうだ。




まだ余韻の残る肌を離し難くて、ベッドのヘッドボードに背中をもたれさせたまま、後ろ抱きに彼を抱き寄せる。両足を投げ出して座った俺の足の間に挟まれた彼も同様の姿勢で、乱れた息を整えようとしていた。
目の前の白いうなじに唇を滑らせ、滑らかな首筋を甘噛みすれば、くすぐったそうにヒロさんは小さく笑った。

「・・・・野分・・・。」

「はい?」

「何か、あったのか?」

肩口に顔を埋めた俺の頭に、そっとヒロさんの頭がもたれかかってくる。
背中から胸へと伝わってくる鼓動。静かで、そして確かなそのリズムは世の中にあるどんな優れた音楽よりも俺を癒し、慰めてくれる・・・まるで胎児が聞く母親の心音の様に。

黙ったままの俺に、答えを促すでもなく、ヒロさんは俺の髪の毛をくしゃくしゃと撫でた。

「・・・・お前はさ、何でもそうやって溜め込むから良くないんだ。仕事の事とか、専門的な事は、俺にはよく分からないけれど、聞いてやる事くらいは出来るから・・・。何か・・・抱えてる事があるんだったら・・・それ、俺に半分寄越せ。」

「・・・はい。」

ヒロさんは優しい。
そして強い。

だけど弱い部分だってある。

2年間の留学に踏み切れたのは、寂しいのは自分だけなのだと思い込んでいたからだ。
たった2年、俺が我慢すればいい。ヒロさんは強い人だから大丈夫、自分さえ乗り越えればずっと彼の傍にいられる・・・そう信じていたからこそ出せた結論だった。
出発前も、彼に話して自分の中の決心が揺らぐのが怖くて結局最後まで話せなかった。
そして結果的にそれは、1年間もの長い間ヒロさんを苦しめ、孤独に涙を流させる事になったのだ・・・。

5年間・・・いや、もしかするとそれ以上になるかもしれないと言っていた。そんな長い間彼を1人にはさせたくない。・・・いや、1人になりたくないのは、俺自身か。


「・・・話せる時が来たら、ちゃんと言います。」

肩越しに振り返ったヒロさんの唇に自らの唇を合わせる。
俺の腕の中に収まったまま、ヒロさんは体を捻ってキスがしやすい様に体勢を変えてくれ、触れ合うだけだった口づけがまた求め合う心のままに深く濃厚なものへと変わった。

行くなと、寂しいからどこにも行くなと、言って下さい。
あなたがそう言って泣いてくれたなら、俺はこんなにも悩まないでいられるのに。
だけど 、そうする事で俺がアメリカ行きを止めたとしたら、きっとヒロさんは、自分のせいで俺のチャンスを潰してしまったのだと悔いる事になるのだろう。
違う。そんな思いをさせたい訳じゃない。

それならば、いっそ大学を辞めてついてきて欲しいと頼んだ方がいいんだろうか。

・・・・言える訳がない。
自分の夢の為に、あなたの夢を捨てろ・・・なんて事を。

深く重ね合い、混じり合う、二つの舌と舌。
甘く蕩けそうな、彼の口づけを永遠に味わい続けていたいと思った。

 ◇ 続く ◇



『夢の途中 第7話』


寒くなってくると途端に小児科の外来は忙しくなってくる。
インフルエンザに、ノロウイルスにロタウイルス、溶連菌感染症にRSウイルス感染症・・・発熱による時間外の受診も多いし、夕診の担当時間が過ぎても、電話での問い合わせにも対応したりしていて、気がつくと随分帰りが遅くなってしまった。

「草間先生、まだ残っていらっしゃったんですか?お疲れ様です。」

「・・・はい、やっと帰れます。お疲れ様。」

廊下ですれ違ったナースに会釈をして、スタッフ用の出入り口から病院の外に出ると、鞄の中から携帯電話を取りだした。着信メールはヒロさんから。

『今日は鍋の材料を買って帰った。寒いし気をつけて帰って来い。』

ただそれだけの短いメールなのに、勤務が終わって疲れた体に暖かいものが流れ込んでくる気持ちがしてくる。
早く帰ろう。ヒロさんに会いたい。
病院のロータリーを自転車で回って、バス通りに出る。時間が遅いせいだろう、まばらにトラックとすれ違うくらいで車の通りも少なく、冬の空気は痛い程にピンと張り詰めていて、澄んでいる。

ヒロさんに相談しなくては・・・と思いつつ、夜勤があったり、早く帰れても言い出せなかったりして、話をもらってからもう4日目になろうとしていた。もう引き延ばせない、今日こそヒロさんに話そう。

俺は決して贅沢な事を望んではいないつもりだ。
一人前の医師として誰かの役に立ちたいという夢と、愛する彼と共に支え合い生きていきたいという夢。裕福な暮らしも賞賛も名誉も何も欲してはいないのに、そんな儚い夢すら守れなくなりそうだなんて。

何度頑張って想像しようとしても、ヒロさんと離れて暮らす自分の姿を思い描く事は出来なかった。
日本とアメリカ・・・・・あまりにも遠すぎる。




「ただいま。」

玄関を開けた時、室内から流れてくる暖まった空気と共に溢れるヒロさんの気配。それに気がついた時、俺は嬉しくて切なくて泣きそうになってしまった。

「おかえり・・・野分・・・?」

玄関まで出迎えに来てくれたヒロさんは俺の顔を見た途端、心配そうに目を見開いた。
今、俺はどれだけ情けない顔をして彼の前に立っているんだろう。

靴も脱がずに玄関先にバッグを下ろすと、無言のまま彼を抱き締めた。

「野分・・・。」

ゆっくりとヒロさんの両腕が俺の背中にまわされる。
暖かい腕。俺がずっと守ってきた・・・これからも守っていく宝物みたいなひと。

「ヒロさん、好き・・・好きなんです。俺・・・俺・・・・。」

「・・・ああ・・・・。」

俺の背中をしっかりと抱いてくれていたヒロさんの右手が俺の髪の毛を優しく撫でた。俺の唐突な行動を咎めもせず、寒い玄関で俺に抱かれたまま、彼はただ黙って指を滑らせる。



どれほどの時間、そうしていただろう。
すっかり冷たくなってしまった彼の肩を抱いてようやくリビングに戻った俺は、ぼんやりしたまま彼に上着を脱がされ、ダイニングテーブルにつかされる。
目の前には湯気がたった出汁をはられた鍋があり、ヒロさんが慣れない手つきで野菜や肉をその中に並べていくのをぼんやりと見つめていた。

「腹減ってんだろ。人間な、疲れてて腹ぺこの時にはろくな考え出ないもんなんだよ。しっかり食って体あっためて、話はそれからだ。」

「・・・・美味しそうです。」

「出汁は買って来たヤツだから・・・多分不味くはないはずなんだ。材料も切っただけだし、失敗はしてねぇと・・・ああっ!」

鍋が突然吹きこぼれそうになって、俺はさっと火力調節のつまみをいじった。

「ヒロさんの作るご飯はいつも美味しいですよ。」

赤くなった彼の横顔を見つめながら、鍋の中の不揃いな豆腐に微笑みかける。

「・・・お前さ、明日の勤務は?」

「通常通り、8時からです。夜勤じゃありません。」

「飲むか?それとも飯にする?」

「・・・・お腹すいたから、ご飯下さい。ヒロさんは飲んでもいいですよ。せっかく鍋なんだし。」

ヒロさんは俺の茶碗にご飯をよそいながら少し思案し、食器棚に自分の茶碗を取りに行った。

「飲まないんですか?」

「俺も腹減ったから。」

食卓に置かれた茶碗はお揃いの萩焼の夫婦茶碗で、数年前宇佐見さんから贈られた物だ。
大そうな桐の箱に銘まで入ったそれがうちに届けられた時、ヒロさんは真っ赤になって怒って宇佐見さんに抗議の電話を入れていたのを思い出すけれど、今ではそんな事も忘れてしまったかのように、ヒロさんの手のひらにしっくり馴染んでいる。


 ◇ 続く ◇



『夢の途中 第8話』


俺がヒロさんの取り皿に鍋の具を取り分けている間、ヒロさんはちょっぴり手持ちぶさたな様子で箸を握りしめて待っている。
そんな姿すら愛おしくて、胸がつまる。

「はい、どーぞ。・・・ヒロさん、この鶏だんご、ほろほろしていてすごく柔らかくて美味しそうですけど、どこで買ったんですか?」

「・・・・ああ、それ・・・俺が作った。悪ィ形ばらばらで・・・。」

「え、ヒロさん手作りしてくれたんですか?すごい美味しそうですよ。」

俺は自分の皿に先に取り分けて冷ましてあった鶏だんごを口に放り込む。箸で持つと崩れそうなくらい柔らかいそれは口の中でふわっと溶けた。切りごまと、刻んで混ぜ込んである大葉がいい風味で、すごく美味しい。

「ヒロさん、これとっても美味しいです。俺大好きな味です。」

「そうか?じゃ、いっぱい食っとけ。」

恥ずかしそうに耳まで赤くして白飯を頬張る彼が可愛らしい。
料理は不得手だと言ってあまりやりたがらないヒロさんだけど、決して下手な訳ではないと思う。多少手先が不器用なのは確かだが、その分とても生真面目でマニュアルに忠実に調味料ひとつもきっちり計って使うから大きな失敗は少ないし、何しろそんな彼が俺の為に頑張って作ってくれたのだと思うと、それだけでだらしなく頬が緩みそうになってくる。




俺が洗い物を終わらせるのを待っていてくれたのだろう、エプロンをとって振り返ると、ヒロさんがコーヒーの入ったマグカップを二つ持ってリビングのソファへ移動するところだった。その後ろにくっついて行ってソファの彼の隣に腰を下ろす。

「ヒロさん、俺・・・話さなきゃいけない事があるんです。」

「・・・ああ。」

何日も前から俺の様子がおかしい事に気づきながら、今日まで1度もヒロさんは俺を問いただしたりはしなかった。
ただ黙って俺が話すのを待ってくれる彼の優しさが嬉しい。

顔を見ながらだと挫けてしまいそうで、俺は隣に座る彼の肩を抱き寄せると、ソファに横向きに足を上げてヒロさんを後ろから抱く様な姿勢で座り直した。両腕をヒロさんの胸の前で組むと、彼の手がそっと俺の手の上に添えられた。

俺の胸に背中を預ける彼の体が暖かい。

「実は・・・アメリカに行かないかって言われているんです。うちの提携先の病院で、小児ERの大きな設備があるところなんですが・・・。」

「・・・・すげぇじゃん。」

「期間は最低でも5年。場合によればそれ以上にもなるかもしれません・・・。」

俺の手をヒロさんがぎゅっと掴む。

「・・・行きてぇんだろ。何も迷う事なんか・・・・。」

「迷います!迷うに決まってるじゃないですか!俺・・・・俺・・・・俺!」

しゃにむに後ろからその体を抱き締める。その腕から俺の震えが、動揺した心が、知られてしまうかもしれないけれど、止められなかった。

「ヒロさんと離れたくない・・・。」

力いっぱいに抱き寄せる俺の腕の中で、ヒロさんが小さく笑った。

「ガキみたいな事言うな。」

「ガキです。幾つになったって俺はヒロさんの前ではただの我が儘な子供なんです。一緒に居たい。死ぬまで離れたくない。」

こんな話をして、彼を泣かせてしまうのではないかと心配していたけれど、泣きそうなのは俺の方だった。これじゃあ報告でも相談でもありはしない。行きたくない、一人では嫌だと駄々っ子の様に彼に甘えているだけのようだ。

実際いくら一人で考え続けても、ちっとも答えは出なかった。
行けばその経験は俺にとって大変な知識と力になると分かっていながらも、この人と離れる事など出来ない、置いて行きたくない、そんな思いがぐるぐると頭の中で回るばかりで、ちっとも前に進めない。
本当ならもっと自分の中である程度の結論を出して、その上で彼の気持ちを聞きたいと思っていたのに、結局混乱したまま彼にぶつける結果になってしまった。
最低だ・・・・。

「まぁ・・・でも良かったよ。」

「・・・・・?」

「俺はさ、野分が何か悩んでるみたいだったから、てっきり何か大きい病気にでもなったんじゃないかって・・・・そればっかり心配しててさ。お前若い頃から無茶ばっかしてきたし、医者の不養生ってーの?体壊してんじゃねーかなって・・・そうじゃないならいいよ。」

「ヒロさん・・・・。」

思いがけない言葉に驚く俺を、腕の中で体を捻って振り返った彼が見つめる。
その瞳には何の迷いもなく、彼が心からそう思っているのだという事がありありと感じられた。


 ◇ 続く ◇




    『夢の途中』 2009/10/01~2009/12/24 連載 


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